ReBalance(リバランス)の日常

バイオファンクショナルインテグレーションによりオステオパシーの実践

ストレスの影響

 ストレスというと、精神面だけに影響を与えるものと考えられがちです。しかし、ストレスとは、精神または肉体に順応を求める内的または外的な要因を指します。
 ストレスは痛みを引き起こし、悪化させるものと考えられ、ストレスがどのように作用するかを理解しておくといいと思われます。
 
 ストレスの要因は、生化学的なもの、生体力学的なもの、心理社会的なものなどに分けることができます。
 生化学的なストレスとして、バランスの悪い食生活、感染症、アレルギー、環境毒素などが例として挙げられます。
 生体力学的なストレスとして、身体の酷使、運動不足、悪い姿勢、損傷などが例として挙げられます。
 心理社会的なストレスとして、精神的プレッシャー、不安感、恐怖感、憂鬱感などが例として挙げられます。
 他にも環境的なストレスや情報的なストレスなども考えられるかも知れません。
 
 我々は、大抵の場合、これらのストレス要因の組み合わせによる影響を受けています。
 
 ストレスが閾値(限界値)に達すると、心身の自己修復プロセスが働いて、ゴム紐が伸び切ってしまうように、複合的なストレスに適応しようとすることを止めてしまいます。
 
 不適切な活動を続けた結果として生まれるストレスが多いのも事実です。長時間、背中を丸めて机に向かいコンピューターを操作することを続けていると、そのストレスに適応するために、過度に使われている筋肉が引き締められ、やがてそれが凝りになり、更に痛みとなります。これは生体力学的なストレスの一形態で、反復運動損傷と呼ばれるものです。
 
 ストレスが複合的なものである場合はどうでしょう?
 心身にストレスが多く掛かる生活を送っている場合、休息時間の不足、緊張緩和の不能、時間に追われる、反復活動や無理な姿勢での活動、不十分な運動量、これに仕事や学業、人間関係、経済的要因からくる感情面の問題、睡眠パターンの乱れ、理想といえない食生活が加われば、危険な状態になることが目に浮かびます。
 
 ストレスの要因1つ1つを取ってみれば、それだけで問題が生じるほどのことはなくても、他の要因と結び付くことで、痛みなどの症状が現れる元になります。
 こうした症状に身体が適応してしまうと、更なるストレスを生み出してしまいます。
 
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